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京都の住宅に合った塗り替えのポイントを解説!

2026/06/16

「外壁の塗り替えを考えているけれど、京都の気候や景観のルールを考えると、どの塗料を選べばいいのか、何色に塗っていいのかがわからない」そういったお声は、京都府内のお客様からとても多くいただきます。

この記事では、京都の盆地特有の気候が外壁に与える影響から、住宅に多い外壁材の特徴、景観条例と色選びの注意点、塗り替えのタイミングの見極め方、そして地域の環境に合った塗料の選び方まで、地元の視点から丁寧に整理してお伝え致します。

業者選びや工事の時期についても触れていますので、これから動き出したい方の判断材料としてお役立てください!

京都の気候は外壁に厳しい|盆地特有の環境を知っておこう

「なんとなく外壁が気になってきた」と感じる方が多いのには、実は理由があります。京都は三方を山に囲まれた盆地であるため、夏は熱がこもって高温多湿になり、冬は冷気が滞留して底冷えが続きます。地元の人にとってはもう馴染みのこの寒暖差が、外壁にとって非常に過酷な環境をつくり出しているのです・・・。

塗膜(外壁を保護する塗装の層)は、気温の変化によって膨張と収縮を繰り返します
これが長年積み重なると、塗膜が少しずつダメージを受け、ひび割れや剥がれといった劣化へとつながっていきます。

夏場の強い紫外線も見逃せません。紫外線は塗料に含まれる顔料を分解し、チョーキング(外壁を手で触ると白い粉が付く現象)を引き起こします。これは防水性が低下しはじめているサインです。

さらに京都の冬は、凍害のリスクもあります。外壁のわずかなひび割れに入り込んだ水分が凍って膨張し、ひびをさらに広げてしまう現象です。特に北部地域(福知山市など)は積雪もあり、注意が必要です。

こうした環境的な特性から、京都の住宅は全国平均より塗り替えサイクルが短くなりやすい傾向があります。
「築年数はまだ浅いのに」と感じている場合でも、一度専門家に診てもらうことをおすすめします。

京都の住宅に多い外壁材の種類|素材ごとの特徴と注意点

外壁の塗り替えを考えるとき、まず確認してみたいのが「自分の家の外壁材が何か」という点。
勿論、分からない場合でもプロが現地調査の際にしっかり見ますので、心配はいりません!
ただ素材によって適した塗料や下地処理の方法が変わるため、メンテナンス方法の参考に役立つかもしれません。

窯業系サイディング|もっとも普及している外壁材

現在の日本の住宅でもっとも広く使われているのが、窯業系サイディング(セメントと繊維質を原料とした板状の外壁材)です。デザインの豊富さとコストバランスのよさから、京都府内の新築・リフォームでも多く採用されています。

この素材で特に注意したいのが、コーキング(目地)の劣化です。コーキングとは、サイディングボードとボードの継ぎ目を埋めるシーリング材のこと。塗膜より先に劣化しやすく、ひび割れや痩せが起きると、そこから雨水が浸入するリスクがあります。

外壁の塗り替えと同時にコーキングの打ち替えや増し打ちを行うことで、防水性をしっかり回復させることができます。足場を組んでいるタイミングで一緒に行うのが、費用的にも合理的です。

モルタル外壁|京都の古い住宅に多い素材

モルタル(セメントと砂を混ぜて水で練った左官材)は、かつての日本住宅で広く使われていた外壁素材です。
京都の街なかでも、築20〜30年以上の住宅に多く見られます。

独特の質感と、和の雰囲気との相性のよさが特長ですが、クラック(ひび割れ)が生じやすいという性質があります。
特に寒暖差の大きい京都の環境では、細かいひびが入りやすく、放置すると雨水の浸入につながります。

モルタル外壁の塗り替えでは、ひび割れへの補修(充填処理)をしっかり行った上で、弾性塗料(伸縮性を持ち、細かいひびに追従する塗料)を選ぶケースが多くあります。

木材・板張り外壁|京町家・古民家に見られる素材

京都ならではの外壁素材として、木材・板張りが挙げられます。
京町家や古民家のリノベーションが進む中で、改めて注目されている素材です。

木材は「呼吸する素材」とも言われ、湿気を吸収・放出する性質があります。そのため、一般的な塗料を塗ると、塗膜が浮いたり剥がれたりするケースがあります。木部専用の浸透性塗料(木の内側に染み込んで保護するタイプ)や、撥水性を重視したオイル系塗料が適しています。

京町家の外観を活かしながら耐久性を高めたい、という方は、木材への知識と施工経験が豊富な業者に相談することが大切です!

京都の景観条例と外壁の色選び|知らずに塗ると後悔するかも!

「好きな色に塗り替えていいのかな」と思っている方は、まず京都の景観ルールを確認しておきましょう。
京都には、街並みの美しさを守るための景観規制があり、外壁の色選びにも影響することがあります。

京都市景観計画とは|色彩基準の基本を知る

京都市では「京都市景観計画」に基づき、建物の外壁に使用できる色の彩度(色の鮮やかさ)や明度(明るさ)に制限が設けられているエリアがありますよね。特に歴史的な風致を残す地区や、市街地の主要エリアでは、鮮やかすぎる色や派手な配色が規制対象に。

亀岡市・木津川市・城陽市など京都府内の他市町村にも、それぞれ景観に関する条例やガイドラインが存在する場合があります。

「気に入った色を選んで塗り終わったら、景観条例に抵触していた」というケースは実際に耳にします。
これは着工前に必ず確認しておきたい点です。

地元の業者に相談することで、対象エリアかどうかの確認と、条例に沿った色の提案を同時に行えます。

一心創房でも、現地調査の際に景観条例を踏まえたカラープランのご提案が可能です。また、ご自身で撮影頂いたお写真をLINE送付頂くことで、カラーシミュレーションを用いたイメージ画像をご用意致します!ぜひご活用くださいね。

一心創房のカラーシミュレーションについて

色選びのコツ|景観に馴染みながら個性を出すには

景観条例の範囲内でも、色の選び方次第で住まいの印象は大きく変わります。

基本的な考え方として、ベースとなる外壁色をやや抑えめのトーンに設定し、破風板(屋根の端の板)や幕板(1階と2階の間の帯状の部材)などのアクセント部分で個性を出すという方法があります。全体をひとつの色でまとめるより、メリハリが生まれます。

また、色見本(カラーサンプル)は、カタログや小さなサンプルチップだけで判断しないことが大切です。実際の外壁面積になると、色は明るく・鮮やかに見える傾向があります。必ず屋外の自然光の下で、大きめのサンプルを当てて確認しましょう。

さらに、経年変化(色あせ)を見越した色選びも重要です。
鮮やかな色は退色が目立ちやすいため、少し落ち着いたトーンを選ぶと長期間きれいな状態を保ちやすくなります!

塗り替えのタイミングはいつ?劣化サインと築年数の目安

「うちはそろそろ塗り替え時期だろうか」と思ったときに、何を基準に判断すればいいのでしょうか。
築年数と劣化サインの両面から整理してみましょう。

劣化サインを自分でチェックする方法

まず自分でできる確認として、外壁を手のひらでやさしく触れてみてください。
白い粉が付くようであれば、チョーキングが進んでいるサインです。防水性の低下が始まっています。

次に、外壁面を目視で確認します。細かいひび割れ(クラック)、塗膜の剥がれや膨れ、コーキング(目地)のひび割れや痩せが見られる場合は、早めの対処が必要なサインです。

注意したいのは、外から見てもわかりにくい劣化が存在するという点です。軒天(屋根の裏側)の腐食や、外壁の内部に入り込んだ水分による下地の傷みは、表面からはわかりません。弊社には『外壁診断士』『雨漏り診断士』『一級塗装技能士』有資格者が在籍しておりますので、調査面・技術面両方で抜かりのないご対応が可能です。

築年数と塗り替えサイクルの目安

一般的な塗り替えの目安は新築から10〜15年とされていますが、前述したように京都の気候では、それより早めに劣化が進むケースがあります。使用している塗料のグレードによっても、サイクルは変わります。

シリコン塗料は耐用年数10〜12年程度で、スタンダードな選択肢。フッ素塗料は15〜20年程度で、塗り替えサイクルを延ばしたい方に向いています。無機塗料は20年以上が期待でき、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方に有力な選択肢です!

「まだ大丈夫」と思って先延ばしにした結果、外壁材の腐食や構造部分のダメージにまで発展し、塗装だけでは済まない大規模な補修が必要になってしまった—そういうケースは少なくありません。早めの点検と対処が、結果的に費用を抑えることにつながります。

⭐無機塗料での塗装例をご紹介【長い耐用年数・美しい見た目の維持をご希望のお客様】

過去の外壁塗装例をサクッとご紹介致します!

京都市・築25年目のご住宅にて、外壁の色褪せと汚れの付着を気にされ、ご相談に。
確かに外壁は薄暗い印象になってしまっていました・・・。

↑ Before写真です。

お客様のご希望として、カラーにこだわりを持たれていること、そして外観を長く綺麗に保ちたいとお伺い致しました。そのため、数ある塗料の中でもトップレベルの耐久性能を誇る『無機塗料』をご提案。ホワイトとカラーで塗り分けしたいとのことで、カラーシミュレーションを使いながらお悩みになり、お選び頂いた個性的なライトグリーンに塗装させて頂きました!

下塗り+仕上げ塗料での重ね塗り×2回で着実に塗膜を形成。

正面の外壁はこちらのライトグリーンで、とても愛着のわく唯一無二のお住まいへ。
屋根も併せてしっかりと塗装させて頂き「良かった!」とお喜びの声を頂戴できました。

▷元記事:京都市西京区にて築25年の外壁塗装・屋根塗装〈色褪せや汚れを綺麗にメンテナンス〉

元記事では外壁目地のコーキング交換や屋根塗装・付帯部塗装も詳しくご紹介しております。

京都の住宅に合う塗料の選び方|気候・素材・目的で決める

「どの塗料が一番良いか」は、単に耐用年数だけで決まるものではありません!
住んでいる地域の気候特性や、外壁材の種類、住まいに何を求めるかによって、最適な塗料は変わってきます。

遮熱塗料|京都の夏を乗り切る選択肢

遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を反射することで、外壁表面の温度上昇を抑える機能を持つ塗料です。
室内への熱の伝わりを軽減できるため、夏の冷房効率が上がり、光熱費の削減にもつながります

盆地で夏の気温が上がりやすい京都では、特に効果を実感しやすい選択肢です。「断熱塗料」と混同されやすいですが、遮熱は「熱を反射して入れない」もの、断熱は「熱を伝わりにくくする」もので、仕組みが異なります。

弾性塗料|モルタル外壁・クラックが気になる家に

弾性塗料は、ゴムのような伸縮性を持つ塗料で、外壁のひび割れに追従して防水性を保つ性質があります。
モルタル外壁や、すでにクラックが見られる外壁に特に適しています

寒暖差の大きい京都では、温度変化による塗膜の膨張・収縮が繰り返されます。弾性塗料はこの動きに柔軟に対応できるため、クラックからの雨水浸入を防ぐ効果が期待できます。

防藻・防カビ機能塗料|湿気の多い環境に

京都は山や川が多く、湿気がこもりやすい立地の住宅も少なくありません。
山沿いや川沿いのお住まいでは、外壁に苔や藻、カビが発生しやすい傾向があります。

防藻・防カビ性能に優れた塗料を選ぶことで、こうした汚れの発生を抑え、長期間にわたって外壁の美観を保ちやすくなります。見た目だけでなく、外壁材の劣化防止にも効果があります。

フッ素・無機塗料|長期耐久を重視するなら

フッ素塗料や無機塗料は、耐用年数が長く、塗り替えサイクルを大幅に延ばせるのが最大のメリットです。初期費用は高めですが、10年後・20年後を見据えたライフサイクルコストで考えると、トータルで有利になるケースが多くあります。

「次の塗り替えまでの期間をできるだけ延ばしたい」「メンテナンスの手間を減らしたい」という方には、検討する価値のある選択肢です。

塗り替え工事で失敗しないための業者選び|京都で信頼できる業者とは

いくら良い塗料を選んでも、施工の品質が伴わなければ意味がありません。
業者選びは単なる塗料選び以上に重要なポイントです。

見積もりの「中身」を比較する

複数の業者から見積もりを取るときは、価格だけでなく「何をどこまでやってくれるか」を必ず確認してください。

具体的には、塗料の商品名・品番、塗り回数(下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本)、下地処理の内容と範囲が明記されているかがポイントです。これらが記載されていない見積もりは、施工内容を後から変えられるリスクがあります。

他社より極端に安い見積もりには要注意です。塗り回数の省略、単価の低い塗料への変更、下地処理の手抜きなど、コストを削る方法はいくらでもあるためです。価格の差が大きい場合はその理由を必ず確認しましょう。

地元密着業者のメリット|京都・亀岡で選ばれる理由

まともな塗装業者であれば、施工が終わってからもお付き合いが続くものです。
アフターフォローのことを考えると、地元に根ざした業者かどうかは大きな判断材料になります。

地元業者の強みは、地域の気候特性や景観条例を熟知していること、そして何かあったときにすぐに駆けつけられること!「施工後に気になることが出てきたのに、業者と連絡がとれなくなった」というトラブルを避けるためにも、地元に実績のある業者を選ぶことをおすすめします。

一心創房は亀岡市を拠点に、京都府全域(木津川市・城陽市・京田辺市・福知山市など)さらに近隣府県で施工を行っております。代表が現地調査から施工まで直接担当する完全自社施工で、中間マージンのない適正価格と高品質な施工を両立しています。

一級塗装技能士・外壁診断士・雨漏り診断士・窯業サイディングメンテナンス診断士の資格を保有した職人が施工にあたり、「4〜5社で比較して、価格と提案内容で一番納得できた」というお声を頂けています。LINEや電話でのお問い合わせに即対応しております!ご不安がある時、思い立ってお問い合わせされた時、そのタイミングでしっかりご対応する機敏さも 職人としては大切だと考えている点です。

工事の流れと季節ごとの施工注意点

「いつ依頼するのがいいのか」という点も気にされるところ。

外壁塗装の施工に適した時期は、春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。
気温が安定しており、湿度も低く、塗料が均一に乾燥しやすいため、仕上がりの品質が安定します。

一方、注意が必要な時期もあります。気温が5℃以下になると塗料が適切に乾燥・硬化せず、湿度が85%以上の環境では塗膜の密着不良を起こすリスクがあります。梅雨の時期や真冬は施工できる日が限られるため、工期が長くなる場合があります。

実際には、梅雨前(4〜5月)と秋は依頼が集中しやすい時期でもあります。
「この時期に塗り替えたい」と考えていらっしゃる場合は、早めにご相談に進むと、希望のスケジュールで動きやすくなります。

工事の大まかな流れは、現地調査・お見積もり→工事内容の確認・契約→着工(足場設置・養生・高圧洗浄・下地処理・塗装)→完工検査・引き渡し、という順番で進みます。工期は一般的な2階建て住宅で1〜2週間程度が目安です。

まとめ

この記事では、京都の住宅に合った塗り替えのポイントとして、盆地特有の気候と外壁への影響、外壁材の種類と素材別の注意点、景観条例と色選びの考え方、劣化サインと塗り替えタイミングの目安、地域環境に合った塗料の選び方、信頼できる業者の見つけ方まで、幅広くお伝えしてみました。

知識を持っていると、業者との打ち合わせで「この塗料が気になっているのですが」「下地処理はどこまでやりますか」とご自身の言葉で確認・把握できるようになります。それが、後悔しない塗り替えへの一番の近道だと考えています!

一心創房では、現地調査・お見積もりを無料で承っています。代表が直接伺い、建物の状態をしっかり確認した上で、京都の環境に合った最適な塗装プランをご提案致します。「まだ迷っている」「色や塗料の相談だけしたい」という段階でも、もちろん構いません。

「細部に神は宿る」この言葉を胸に、お客様が気づかない細かな箇所まで手を抜かない施工を積み重ねてきました。
京都府全域の安心のお住まいを、これからも長い年月お手伝いできれば幸いでございます。

施工実績一覧からぜひ気になるものにお目通し頂き、いつでもお問い合わせくださいね。

▷関連ブログ:京都で外壁塗装を検討中の方へ|費用の考え方と工事の流れ

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